コラム

2021.08.11コラム ICT活用パートナーを募集する理由2

<持続可能なクラウドサービス活用のために・・・ユーザー版DX>

 幼稚園・保育園・認定こども園の現場にはITで解決したい課題が山ほどあります。しかし、それらを園独自のIT手法でデジタル化、課題解決を図ろうとするとそのハードルは決して低いものではありません。場合によっては自園専属のITエンジニアを探されるかもしれませんが、専門外の人材を見極めることの難しさ、人材不足によるIT人件費高騰を理由に諦めてしまうことになるでしょう。そして、一見最良の解決策して登場するのが前述した比較的導入が容易で価格も安い汎用のクラウドサービスです。業務に必要なサービスやアプリをクラウド上から調達するというトレンドはこれからも続くでしょうがそこには思わぬ落とし穴があると指摘いたしました。

 つまり、前回のコラムでも述べたように、仮に一方的なサービス料金の値上げ、サービス停止などがあったとしてもユーザーはサービスのプロバイダーに対してほとんど抵抗できず、一旦サービスが開始されてしまえば知る人ぞ知るサービスプロバイダー優位という不都合な事実が露呈して参ります。

 このような問題を解決し、園側のニーズを細かく聞いてくれる先進的なサービスプロバイダーと適正な信頼関係を構築するために、そして重複的な開発投資を避けるために、黒磯幼稚園「すくすくオンライン」開発チームは 同業の ICT 活用パートナーを募集いたします。「すくすくオンライン」 の活用ノウハウを相互に共有し、開発資料を複数のユーザー間で自主管理することで真に開かれたクラウドサービスの利用環境を実現いたします。

 また、これらの取り組みにご理解をいただける先進的なクラウドサービスプロバイダーにご協力をいただくため、TOSS(特定条件下における開発情報の秘密保持及び利用契約)に基づくオンラインサービス事業者(クラウドサービスプロバイダー)を募集いたします。

 詳しくはこのホームページの「お問い合わせ」をご利用の上ご確認ください。

<以下、保育業界におけるクラウドサービスユーザーDX基本方針例2>

  • 最高責任者は、デジタル化に関する判断を担当者や専門家に任せっきりにしない。
  • 自分の園が改善すべき課題を洗い出し、デジタル化で解決するためのリーダーを指名する。
  • 自分の園に必要なサービス、アプリを抽出し、他と共同開発できる人材を育成する。
  • システム、アプリ、サービスの改善に関ることこそがデジタル化時代の人材育成である。
  • 外部の事業者からサービス、アプリを導入する場合、利用契約に細心の注意を払う。